森の奥底にある、ガゼル様の寝床となる巣。
たぶん自力では巣作りしない(できない)んだろうな。
だとすると、森が勝手に変わるのか、他の誰かの手によるものなのか。そこに棲まわせるために、ガゼル様がガゼル様であるために。
たぶん、そのままでいて欲しいと一番願っているのが晴矢なんじゃないか。架空の生き物であっても、ガゼル様がガゼル様である限り。
巣をつくるということは、棲み処をつくるということで、そこに棲まわせておきたいんだろうなと。
「きみの理想のエイリアンだよ」
そう晴矢に語りかける眼は水面の青に透き通る。
彼の中に存在する可能性を糧に芽吹く白は、なにぶんこのかたがぜさまでして。白い鬣にヒールの蹄、可能性の獣として。
性別「ガゼル」の芸名「ガゼル」
謎の存在としてランウェイを闊歩していただきたい10年後の世界線。
だから、風介の将来の夢は「わたしはガゼルになりたいな。わたしはガゼルのはずだから」と。
自らが映った写真を晴矢に見せつけて「きみ、こういうの好きだろ」と不気味に微笑んでいただきたい。最高に不気味で可愛いガゼスマイルで。
森の奥底、ガゼル様の寝床のお手入れ(模様替え)を。
この数日前にも色々いじったばかりで、さらにもう一声、もうちょっとだけ。何がどう変わったかはお気付きいただけたら幸いレベルで、これからもちょこちょこ手を加えてみます。
森は育まれる、というと「鶏が先か、卵が先か」って話になりそう。
ガゼル様から芽吹いて森が出来たのか、森の結晶がガゼル様なのか。