2013年の夏にガゼル様をお迎えしてからはや二ヶ月。ガゼル様も寂しかろう。晴矢がいた方がガゼル様(もとい、風介)のためだろうと。
原宿表参道、天使の窓にて、スーパードルフィーフルチョイスオーダーレポート「晴矢編」です。
ボディを決める
- SD少年ノーマル肌(分割ボディ)
- ロング腕ロング脚
- 足の型は普通足
- ハンドはガゼル様のおててよりもシュッとした細めの造形のハンドパーツ(イケメンは手もシュッとスマートに)
ガゼル様のSD少年ボディに合わせて、この辺りのオーダーは即決でした。
ヘッドを決める
まず、ガゼル様をフルチョした時と同じく、予約したオーダーの日を迎える前に天使のすみか秋葉原店へ行ってみました。
また天使の窓でフルチョするのですが、と秋葉原店のスタッフさんに前置きしてから相談に乗っていただきました。ありがとうございます。
「家にいるSDの5番ヘッドの子とともに暮らす子をお迎えしたい」
そう相談すると、まずはカウンターの上に5番ヘッドを置いて、その横にいくつかのヘッドを並べてくださいました。ヘッドの大きさの比較、バランス、ボディに対する大きさ、参考になる諸々をたくさん教えていただきました。
で、とあるヘッドを隣に置いて「寄り添うような頼もしい感じですね!」とのお言葉をいただき、胸に刻んで帰宅。
秋葉原店のスタッフさん、いつも色々とお世話になりまして本当にありがとうございます。
その事もふまえて、フルチョ前日の夜、幼馴染のNちゃん(鬼道さん推し)と晩ごはんがてら会って語り合う。Nちゃんとはしょっちゅう南雲晴矢がいかにイケかっこかわいい男子かという話をしているので、色々ご理解ありまくりのアドバイスをくれました。
がぜさまフルチョ時に購入していた『スーパードルフィー☆入門書』を机の上に開いて、それぞれのメイク見本や造形を見ながら、なぐはるヘッドのイメージについて──・・・。
この子の感じめっちゃイイ。
美形だ。
そして目に止まったのが、つい先日まで里限定だった、ちょうど今年の秋から窓やすみかで選べるようになった「SD-F-35」の35番ヘッドです。まさかのタイミングの良さ!
たしか、本の最初のほうの扉ページでモデルとして写真が掲載されていた35番ヘッドの子の写真を見てNちゃんもなぐはるヘッドに推してくれました。
たしかに、35番の目元の造形、鼻の筋がシュッと通っている感じ、表情筋にきゅっと力が入っている感じ。ものすごく南雲晴矢の顔立ちを感じた。
だいたい35番かその他ヘッドをいくつか候補にしつつ、担当してくださったドールアドバイザーさんも資料を見て「目の形がよく出ていて良いですね」と仰っていただき、35番に決めました。
メイクオーダー
まず、メイクオーダーの方法は担当して下さるドールアドバイザーさんによって聞き方が全く違うんだなと驚きました。
ガゼル様のオーダーはイメージ主体、この子はこういう子でこんな性格でこんな印象でと全体的な雰囲気、抽象的な話をしていたのですが、今回はかなり具体的な話でした。
眉毛はどう、口はどうするか等々を細かく具体的に聞かれ、それぞれを指定。
フルチョイスカウンターのメイク見本集を何冊も開いて並べて「ここのページのこの子のここの部分を何色でこう、その部分はあのページの子を参照」などなど、細かく、明確に、具体的に指定しました。
例えば、目元のメイク指定だけでもこんな感じです。
- イメージとなる印象
- アイシャドウの描き方、色、必要な要素を具体的に指定
- アイラインの色、形、描き方
- 目頭の肉質表現について詳しく
- 下まつげの描き方、描き始めの位置
- 目じりのまつげの表現
- メイクの濃さ
などなど、目元だけでも詳しく細かく確認して、しっかり具体的な表現でオーダーシートに書き記してくださいました。
オーダー中に何度「イケメンで」と言ったかわからないくらいイケメン連呼してきました。晴矢はイケかっこかわいい濃い顔がチャームポイントなので。
オーダーシートを見てみると、補足でもしっかり「くっきり二重でたれ目、猫目なイメージ」「メイクは濃く」「目元かなりしっかりと!」と、言ったことをもれなく明確に書き込んでくださっていて、この感じなら理想の晴矢が来ると確信しました。
そして、とくに面白かったのが、眉毛のオーダー時のこと。
この子は赤いウイッグしか絶対に付けないので眉毛は赤にしてくださいとお願いしたら、そこでも。
「赤い眉毛の赤はどんな赤色ですか?」
と、また更に詳しく切り返され。
アドバイザーさんと、近くにいたスタッフさんも話に乗ってくださって、どんな赤かと話し合う中で「あの塗料の瓶は?」とスタッフさんがひらめいた赤い塗料のビンを手に、アドバイザーさんが最適な答えを導きだしてくださいました。
「塗料の色で指定すると少し明るくなるかもしれないので、この赤の塗料カラー瓶の底の色と書きましょう」
すごく親身に、丁寧に、細かく対応していただけて本当にありがたかったです。ひとつひとつ確実にオーダーを進めました。
メイクオーダーシートの選択項目
- 瞳:取付する・正面
- まつげ:取付する・付け方はモデルと同じように(外付けっぽい)
- くちびるの縦線:有
- 歯の塗装※35番は指定不可
- くちびるのグロス:有(「ぷるぷる」と補足あり)
- 目元のグロス:有・二重まぶた・下まぶた(「つやつや」と補足あり)
35番はオープンマウスの造形ではなく、歯のメイクができないとのことでした。
何故か、なんとなくSDはみんな口を薄く開いて歯の造形があるのだと思い込んでしまっていたのですが、良い意味で晴矢がその思い込みを打ち破ってくれました。
ニヤッとムニッと不敵な口許、良い。
口角に少し力を入れた表情、まさに晴矢!
グラスアイ
天使の窓で選べる造形村の特別グラスアイに金色の瞳があったのでそれを選びました。ちょっと三白眼っぽいのも良いかと思い、18/9mmサイズの金目で。
オプション
オプションは全部付けました。全身エステ、UVコーティング、自立パーツも全部盛りで。あと、SD少年用のお迎えドレスも忘れずに。
フルチョイスオーダー完了
というわけで、フルチョイスオーダー完了です。
今回も2時間ちょいほどかかりました。
担当してくださったドールアドバイザーさん、スタッフさん、ありがとうございます。
2回フルチョしてみて思ったことは、担当してくださる方によってオーダーの方向性や指定の表現方法が違うこと。
ガゼル様の時のように、求めるベースとなるイメージ、その子の芯となるような所を伝えて、あとは職人さんの手で抽象的なイメージを具現化してドールにしていただく方法もある。
今回の晴矢のように、細部まで詳しくしっかりと、より具体的な言葉でひとつひとつを明確に指定して全体像を構成する方法もあるんだなと。それぞれ体験して実感しました。
2ヶ月後のお迎えが楽しみです。
【2020年追記】その後のSD少年ボディパーツの成長
晴矢をSD少年ボディでフルチョイスオーダーをしたのが2013年のこと。
その後、SDボディは新しいボディパーツが追加されました。
そして、ありがたいことにその新規造形パーツの一部を追加オーダーできるフルチョイスオーナー向けのキャンペーンを利用することが出来ました。
ハンドパーツの造形がさらに少年らしい手になった。
ポージングがしやすい二重関節の肘パーツになった。
成長期の男子らしく、SD少年晴矢もまだまだ絶賛成長期。もしかしたらの10年後の世界線、南雲選手として活躍する将来を予感させる。その隣には雪のように白い姿が──・・・。