長めのカタカナは言わない(言えない)口許。
「あれにする」のひと言さえあれば隣の晴矢が「ん。なんたらかんたらペラペラフラペチーノエクストラホイップ」なんてね。
晴矢が言うから、この筋力を使うこと無いなと。発したいことだけを発したい時にだけ使う、顎と唇と舌と声帯。
見るからに「ひとくち」が小さそう。
そのわりに、食べ盛りなお年頃でよく食べるエターナル乳歯。
いつだってアイスキャンディーの話題が欲しい究極のゆきだるま様。
宝物のイニシャルチャームにアンティークリボンをお耳に結ぶしろくましげちゃん。
ガゼル様のおとも妖精的な存在のしろくましげちゃん。もしかしたら語尾は「~しげ」かも。ぷいきゅあ的発想。関西弁の妖精もいたことを考えると、京言葉で話すのかもしれない。
これからも、いつも一緒に。
しろくましげちゃんの手をぎゅっと握る、このハンドパーツの型番は「SDGr-H-03」です。大切なぬいぐるみの手と手を繋ぐかたち。
お菓子、ぬいぐるみ、食器、そう。その手で持つのはわかってる。だから、例のボールやあの石も。
つま先から毛先までも、綿毛の穂先まで、すべてがガゼるいフォルム。
ガゼル様は今日もその全身にガゼるしさを湛えている。その身そのものが発光体。
テレビを観てるなぐはるの太ももの上にガゼル様の白ぉい脚が乗っかっててさ。
「ほせぇ~」
とか言いながら撫でてんの。確かめながら。視線はテレビに向けたままで。
眼は森の潤みを宿す。
涼やかに見えるわりに感情露わな眉毛が語る。
磨かれた鼻筋につんと立つ小生意気な鼻も愛おしく。
まろやかな頬から脆弱な顎へ集約する輪郭。
ホワホワ髪の毛ぺたんこ様。
お風呂上がり、雨上がり、こんな感じなんだろうな。
そして、手で整えればいつものガゼルフォルムに。
ガゼル様のウィッグは、窓の委託品コーナーで購入したモヘアのウィッグです。
ガゼル様をフルチョイスオーダーした頃、お迎え前にこのウィッグが合いそうと思って購入したものです。それからずっと愛用しています。たまにシャンプー(?)してお手入れもして。
とくにセット剤も使わず、そのままヘアブラシと手でフワッとガゼルフォルムになる素晴らしいモヘアウィッグです。もはや地毛です。生えてる。
ドルパ会場でウィッグディーラーさんが出展している時にお話しすることが出来て、追加で予備分も作っていただきました。その節はどうもありがとうございます。
これからも、丁寧にブラッシングして、お手入れして、がぜさまの御髪をツヤツヤふわふわ保てるように大切にします。