ガゼル様も冬眠なさるのかと思ったけれども、日頃からわりと寝てそうな。
晴矢が帰ってくる時間になると起きる(起きないときもままある)
SDGr夢天使ボディの脚の造形美、最高にガゼるい脚。
ピンとはった白いタイツの中で、ひときわに細いくるぶしが泳いでる様がまた最高にガゼるい。
ヒールの靴しか履けない脚。
この脚で立つ、歩く、蹄のような足音を鳴らして。グラウンドというランウェイを駆ける脚。この脚が闊歩する足跡はスポットライトの残り香を映す。
自称では凍てつくうんぬんらしい。さも寒いのが得意と言いたげな涼しいおすまし顔で、はたしてどうかな。
おやすみ前には温かなミルクを一杯飲まずにいられないのに(晴矢のおかげ)
ツンとしたつま先にもガゼル様の表情が出てる。
自分で靴下もタイツも履けなさそうな脚。靴紐なんて以ての他で、まず靴下の履き方も知らなさそう。本人としては履かせてもらうものなので。
この細白長い脚で立ち、歩くのかと思うと感慨深い。
なぐはるやが「ほっそ」「しっっろ」て。
白うさぎのナイトキャップに、もこもこの白ニットのお部屋着。冷えないように白タイツもね。
森の奥にたくさんのクッションを集めて、冬眠前に寝床を作る動物のような。あたたかくしてすやすやと。
おやすみ前の瞬間、それはそれはいい匂いがしそう。
口の中が甘くなるくらいの。馥郁たる。
ひたすらに甘ぁい水で育まれた森の妖精様。どうしてこんなに甘くなっちゃって、誰のせいかな。誰かの成果。
ガゼル様の宝ものをしまっておく秘密の場所は、晴矢の机の引き出し説。
ガゼル様の宝ものが晴矢の机の引き出しの中にあるならば、じゃあ晴矢のはって、そうそうそこそこ目の前に。
清く整った顔立ち、薄氷の透明感、潤みを帯びた白さ。
ぜんぶ「ガゼル様」だから、で理由になる。それは晴矢が身を以て知っている。
眠たくてグズるかというと、グズる以前にすでに寝てそうで、一度寝たら起きなさそう。
ただ万が一、グズりだしたら何をしても毛布を頭からかぶってグズグズうねうねむにゃむにゃでもう晴矢うんざりしてそう(まんざらでもない)