ガゼル様の頭から角が生えていても驚かない。
廊下の奥だとか、森の奥で佇んでいそうな。ガゼル様は静かに暮らしたい。しなやかに伸びる白亜の角がバレないように。
もし、その白い角が誰か人の目に触れてしまったらどうなってしまうのだろうか。そんな感じの御伽話ありそう。良い子だ、ねんねしな──・・・。
白い着物姿に白い角の髪飾り。ガゼル様ったらとてもガゼるい(形容詞)御姿で。
このまま、つ、つ、つ、と歩いていただきたい。その足取りの先には手をとる赤い髪をした人間の男の子がいるのだろう。そんな日本昔ばなし読んだことあるある。
ガゼル様は静かに暮らしたい。
たぶん「静かに」といいつつも、実はそうでもないとこ見抜かれてるから。そういうのそのかわいい顔に出てるから。大人しそうにみえてそうでもない。けっこうわりと饒舌でご機嫌に、今日も何言ってんだかよくわからんお喋りを──晴矢に──・・・。
響く鈴の音、玉の声。
かたちがきっとあるならば、ころころ転がす甘い味。
静かな部屋に、おすまし声がふふふと響く。白檀の香りが満ちている。
花と葉の模様がふっくら白い生地によく映えるお着物です。
着物様がつけてくださった襦袢の色と重なり、薄桜色のような桜餅のような。白玉か桜餅かの妖精か生まれ変わりか何かに見えるおもちのエイリアン様(仮)。
度々お世話になっているお着物ディーラーさまにお願いして、あわせて襦袢などなども一式ご制作いただきました。すてきな作品をありがとうございます。また、おまけもありがとうございます。丁寧な手仕事に心より感謝申し上げます。
お気に入りの一枚一枚を大切に、末永く着ることができて嬉しいです。念願の白いお着物を一式揃えて着せてあげることができて、この姿を見ることができて、本当に嬉しいです。お心づくしのお仕立てをありがとうございます!
着物姿の子と文化人形さんの組み合わせが好きです。浪漫です。
内緒話に付き合ってくれる大切な大切なお友達。この子は何でも知っている。水色の服を着た文化人形さん。ガゼル様にとって大切な話し相手なのだろうなと夢が広がる。
晴矢の帰りを待つ間、お話し相手の文化人形さんと楽しくお留守番しているんだろうな。
もののけひめの曲を聴くと。
「あいつを解き放て!あいつは人間だぞ!」と叫ぶなぐはると。
「黙れ小僧!」と響くお父様の声が──おまえにガゼルが救えるか──・・・。
忍者一番刀を艶やかに振り回す姫様(男子)。イヨ~ッ!
護衛として任に就く晴矢の忍者一番刀を勝手に持ち出して遊んでるのかもしれない。返して欲しければ、交換条件にあの店のお団子で手を打とう。
宇宙人(仮)なれども忍ばない!ニンニン♩