大阪旅行の切符を受け取りに東京駅へお出かけして、そのまま天使の窓へ寄り道に。
窓の撮影スペースに桜が満開。
お花見気分で写真を撮って遊んできました。春を告げるさくらもちさま。
ガゼル様の足跡には鱗が落ちてそう。
羽はないけれど、鱗粉のような何かが。
その靴が残す形跡と光る鱗のかけらとで、この足跡の主を悟られるんだろうな。それは何処であっても、森の中でも、街でも、フィールドでも。
本人自身はそういうの知らないんだろうな。つゆ知らず。
陽光に透けるような淡い色味で、満開の花はもこもこふわふわ泡のように柔らかで、触れると融けてしまいそうで。
桜の花は、春に見る雪なのかもしれない。
つまり、ガゼル様は桜なのかもしれない。
春に何を想うのか。
「たけのこ食べたい」とか。
春に芽吹くものを召し上がって、栄養をつけて、咲く。四季折々の旬のものを。
よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ。晴矢の部屋に根をはって。
氷雪の桜の妖精は桜吹雪の中に佇む。
ちらちらと舞う桜の花びらは淡い白にきらきらと色を映して、それこそまるでダイヤモンドダストのような瞬き、森の奥底で見た景色を思い出させる。
「それはもう覚えてないよ」って、それだけは覚えてそうな顔で。
桜の花とともにまた来年、なんて顔をして。
次の日もあいかわらずのおすまし顔で隣の席に座ってる。
桜の先に何を見る(というような表情でたぶん何も考えていない)
桜色のカチューシャと桜色のチョーカー。それにパンジーの花柄ドレスで。この組み合わせが春らしくてお気に入りです。
春爛漫、咲いていらっしゃる。ガゼル様がいるその場所そのものが花畑だった。
あまりにもガゼル様が桜の面影を見せるので、窓で遊んだあと、ドトールの桜ラテを味わいました。代々木のほうを散歩して、新宿でお使いの買いものをして。
桜の余韻を胸いっぱいに浮かれ気分の帰り道。